そこに書いてあったのは


「事情を説明するので診察室に移動します。」


私はこくんと首を縦に振った


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相変わらず母は泣いているし父は押し黙っている。

いったい何があったんだろうか



診察室に入った瞬間精密検査とかで何時間もあちこち検査されてそれが終わったのか今は診察室で待っている


医者はずっと何枚もの書類を見て何かを書いてを繰り返している


それが終わったのか不意に医者が紙を見せてきた



「千夏さんは学校で倒れ、病院に運ばれてくました。
それから検査をしました。
......…...…...…...…...…...…...…...…...…...…...…。」



それからのことは覚えてない。
聞いていたようで聞いていなかった


“ガンです”


突然告げられた宣告


“余命はおよそ2年ほどです”


こういうときってドラマとかアニメでは泣き叫んだり暴れたりこの世の終だって感じだけど、意外と宣告された方は冷静だった


いや、冷静というより現実味がなくて頭の中で正確に処理されてなかったのかもしれない


音が聞こえないのは学校で倒れた時に頭の打ちどころが悪かったらしく支障ができてしまったらしい