「なんか飲み物の飲む?」


先に沈黙を破ったのは私だった

さっき走ってきたみたいだったしきっと喉乾いてるよね?


「うん」



お茶でいいかな?


お母さん達が着替えと一緒に持ってきてくれたお茶を紙コップにつぐ



「どうぞ」


「さんきゅ」



もどかしい。


よくわからないもどかしさが私たちを包み込む



「なぁ、千夏」



次に沈黙を破ったのは達也だった