ガチャ

「こんにちわ、達也くん」

「こんにちわ」

「上がってちょうだい」

千夏のお母さんは前と変わらない優しい笑顔で迎え入れてくれた

「おじゃまします。あの、これつまらないものですが受け取ってください。」

「あら、わざわざごめんなさいね。ありがとう」

「いえ」

千夏がいない家は少し寂しそうだった

「ソファに座っててくれる?今お茶持ってくるわね」

「あ、お構い無く。」