俺達の思いとは裏腹に、千夏の身体はだんだん冷たくなっていった

人の死はこんなにも呆気ないものなのか

疑いたくなった

本当は死んでない、生きているんじゃないか

俺達を騙そうとしているだけなんじゃないか

だけど、千夏はいっこうに動かなかった

だんだんと時が進むにつれ実感させられる

気づけば千夏はどこかに連れていかれて隣では千夏の両親が泣いていた