『ガサッ』 葉っぱの音がして愛子は驚きながら顔を上げた そこには知らない人が立っていた その人は、笑いながら 「君が…愛子ちゃん??」 愛子はそのどこまでも透き通る声を聞いて開けた口を塞ぐのを忘れてその人をずっと見ていた するとその人は 「こんにちは 川崎ムラと言います 少しの間ここにお世話になります よろしくね」 と手を伸ばしていた 愛子はハッとして、立ち上がり走り出した