初めて会ったムラの甥っ子はどことなくムラに似ていて、それでもってハナは私を2人よりも大切に扱ってくれた...



眠れない夜は5人で同じ場所で寝て、大きくなって断っても今でもハナと一は隣で寝てくれる



まだ幼い私を受け入れてくれた未羽も奈津夜も本当は親を取られていくみたいで嫌だったと思う
けど、それでも私の過去を聞いて大切にしてくれて...



こんなに幸せなのに...

いっそ全て忘れてしまってムラを忘れて.....



こんなに待っても...
戻ってこない.....



こんなに思っても.........



「.........会いたいよ.................」



いつの間にか声に出てて、涙も出ていた



家に帰った時に寂しくないようにって、必ず誰かが帰る時間にはリビングにいて、髪の毛の色や親のことでいじめられても守ってあげるからって言ってくれてて...
家族だからって私を微笑んで見てくれてる.....



大切にしてくれる人がいるのに.....



こんなに苦しい...



ごめんなさい.......



謝ることしかできなくて


ただ、一生涯この気持ちは持っていようと思った.....