次の日、お昼休みにまた指導室に呼ばれた



「失礼します」



そう言い入ると柴がいて、



「はい、じゃ前に座ってください」



そう言われて前の席に座る



愛子の指導は毎日人が変わる

同じ人が何度言っても効果が無かったら違う人で試そうとしてるんだと思う



「えと、呼ばれた理由は分かるかな?」



「髪なら染めないですよ」



睨みながら言うと柴は笑いながら



「違う違う
染めないのはもう分かったからさ〜」



そう言われて少し怒ったように



「じゃあ、何なんですか!?」



そう問うと微笑みながら



「まぁ、落ち着いて
オレは今から一人の人間として話をする
聞いてくれるね?」



愛子は言葉に詰まり静かに頷いた

柴はニコリと笑ってから口を開いた