「ところで愛子さーん
学校帰りに買い物頼んだんでっすけどー
買ってくれたー??」
未羽がそう聞くと愛子はハッとして
「あっ、
ごめん
ちょっと買ってくるから許して」
そう言い家を出た
その日はなぜだか、すんごく歩きたい気分だった愛子はボーッと歩き続けていた
「………っ!
危ない!!!!!!」
急に大きな声と腕に痛みを覚えた愛子はハッとしてあたりを見渡した
目の前にトラック、周りには自分を中心に人が集まっていた
「川崎!
何してんだ!!」
腕を掴み叫んでいるのは学校の若い男の先生で、名を御風柴(みかぜさい)