院に帰るとムラに連れられて院長室に行った
「あぁ、2人か」
誠は分かっていたとでも言いたいような顔で微笑んだ
「パ、パパ…
ムラがなんか、変な事言うの
パパ………」
不安そうに言う愛子に対して誠は
「あぁ、分かってる
俺は愛子に幸せになって欲しい
小さい頃から沢山のことを我慢して、笑顔でいたからね
この間言われたことに対して
すごく嬉しかったんだ
自分の考えをたくさん話してくれた
君の考えを尊重したい
ムラは君が自分の事を嫌いだと思っていたから手放したんだ」
愛子はそれを聞きムラの方を見た
するとムラは少し照れたように愛子を見返した