「誠、この子の戸籍作ってあげないとだよ??

名前は何にしよう?」



男は良く似た顔をしていた
片方がそう言うともう片方は



「うーん、
人に愛されるような子になってもらいたい
山奥に捨てられていようが、川に流されていようが関係ない

この子は人に愛されるために生きている
名は………」



男2人は微笑んで、その名を何度も口にした……