「良いぜ!一緒に遊ぼ!」

ほらね。
 
簡単に落ちる。

男なんて、ヤれればそれで良いんだから…。

「本当ですか?良かった。亜佳李って言います。17歳だよ。よろしく!」

「あたしは沙也。17歳だよ!今日1日だけよろしくね!」

沙也はあえて“だけ”を強調した。

「俺は有地。19歳だよ。よろしく」

「俺は廉。19歳。よろしくね」

自己紹介を終え、あたしたちはカラオケに行く事にした。

有地からはサムライの香りがした。

沙也はサムライの香水が大好きで、サムライが似合う人が好きと言っていたため、有地にピッタリだ。

廉はブルガリの香水を付けている。

いつの間にか、有地と沙也。廉とあたし。の組み合わせになっていた。