あー
やっぱり体育館裏かー
ここならバレないでしょw
”お前ふざけんじゃねーぞ”
『あのさー、ふざけてるのそっちじゃないの?』
”はぁ?
クソがー!”
パシッ
こんな拳簡単に掴めるっツーのw
”なっ・・・んで・・・”
『サァー?
何ででしょうか?
この姿を見れば答えが出るんじゃない?』
パサパサッ
多分知らない人はいない
ヴィッグを取ってピアスを見せればね ニコ
”まさ・・・っか
あなたは・・・れい…か”
『せーかーい』
”ごごご・・・ごめんなさい!”
『分かればいいよ分かれば
冷華の正体があたしって事をバラしたら本格的にあんたらを潰す
わかった?』
”はっはい!”
これであたしのクラスのイジメの根本をなくした
後はこれからの行動にもよるな・・・
「冷奈!」
『望花ただいま』
「おかえり!
大丈夫だった?」
『うん
ありがとね』ニコ
「うん!」
『あっ、望花
今日迎えがなんとかって誰かが言ってたから一緒に帰れない』
「そっかー
分かった!」
『ごめんね?』
「大丈夫だよ」
「…奈…冷奈!冷奈起きて!!
放課後だよ!」
『んッ
ふぁーあ・・・あ?』
放課後・・・何かあったようななかったような・・・
”キャーーーーーーーー”
「れーいーなちゃんッ!」
『そういえば誰かが迎えに来るとかなんとか・・・』
「冷奈・・・呼んでるよ・・・帝王の幹部が・・・」
『あーーーーーーーーー
そういえばそうだった!
ごめん望花、あたし行くから!』
「うっうん
バイバイ」
ここが帝王の倉庫ねー
意外とでかいな
「冷奈ちゃんこっちー」
『あっ、うん』
”ガヤガヤ”
”総長ーおかえりなさいッス
皆さんおかえりなさい!!”
「あぁ」
「たっだいまー!」
「ただいま」
「ただいまー!
皆の愛しの鈴太君だよ!」
”俺ら鈴太さんより総長の事を愛してるっす!”
「お前らひどい えーん」
「お前らホモかよ・・・」
”総長ー
ひどいー 、総長にホモって言われたー
ところで、さっきから後ろで笑ってる女誰ですか?”
「あぁ、後で紹介する」
『冷奈ちゃんここが幹部室だよ』
『入って良いの?』
「もちろんOKだよ」
『でも・・・』
"トン"
『えっ
うわっ』
「これで入った
それでいいだろ」ニコ
『玲音・・・うんっ!』
この時、皆の中に入る事を拒絶すればよかった
そうすれば、この後後悔する事は無かったのかもしれない・・・
あたしは愚かだったんだ
また、人をキズツケテシマッタ
「鈴太、お前また女変わったのかよ」
「いいじゃん!
女嫌いの竜我君と違って思春期真っ只中なんだから!」
カチャッ
誰だ?
屋上に来るのは俺達帝王幹部だけ・・・女?
「えっ?
はっ?!
なんで人がいんの?」
なんだ・・・地味子か
『誰だ?』
「人のこと聞く前に自分達が名乗ったら?」
はっ?
まさかこいつ・・・
「お前俺達の事知らねーの?」
「自意識過剰」
フッ・・・こいつ、気に入った!
この後俺達は自己紹介してお互いの名前を知った
『冷奈か・・・
お前、今日の放課後迎えに行く
絶対に帰んなよ』
「玲音だっけ?
なんであたしが待たなきゃいけないわけ?」
『俺がお前のこと気に入ったから』
「へー
わかった。
それじゃ、あたしは"教室"に戻るから
楽しみにしてるね
総長さん」ニコ
ゾクッ
なんで今こいつは妖艶に笑ったんだ?
冷奈・・・お前は何を隠して何を抱えてる?
玲音***sidend***
『なんでここまで連れてきたの?』
「冷奈
帝王の姫になれ」
帝王の・・・姫・・・
『はぁーーーーーーー?
やだ!断る!』
「「「えっ?」」」
「なんでだよ!」
「玲音、話し聞こ?」
「あ、ぁぁ」
「ねぇ、なんで姫になるのが嫌なの?」
『あたしは誰かに護られる程ヤワじゃない
それに、あたしは誰にも負けない』
「分かった」
「玲音良いの?」
「その変わり、俺達幹部に負けたら姫になってもらう」
『はぁー
しょうが無い
受けて立とう』
『早く来なよ』
「行くぞ!」
「オラァーー!!」
『声出さないと闘えないのかよ!』
パサッ
「あっ」
『よそ見』
バキッ
「うっ」
「冷奈お前まさか・・・冷華!?」
『あーあー
なんで、バレたくない時にバレちゃうかなー
そうだよ
族潰しの冷酷な一匹狼の冷華はあたし』
「まさか・・・嘘だろ!」
『嘘じゃないよーん あはっ』
「マジかよ・・・」
「こんなに近くにいたなんて、良かったね玲音」
「あぁ」
『って事でもうあたしには関わんないでね
バイバーイ』
「まさかこんなに近くにいたなんて思わないよ」
「玲音どうする?」
「意地でも仲間にする
竜我!」
「何?
ハッキングしろって事?」
「あぁ
宜しく頼む」
「分かった
ねぇ、玲音・・・俺あいつなら大丈夫かも知れない」
「分かった
よしよし」
「ありがとね
玲音」