~数十分後~
『んー
んっ?学校?
まいっか
でも、久しぶりに夢見たなー』
それは幸せが崩れた時の夢
あたしの家族は小学校2年生までは幸せだった
ある日、あたしの家庭は壊れた
__________

『ただいま!
お母さん、お父さん!』
「「ん?(どうしたの?)」」
『あのね!あたしね!テストで全教科100点取れたんだよ!』
「本当か冷奈!!」
「良かったわね!お母さん嬉しい!!」
その時、お父さんとお母さんは自分の事のように喜んでくれた
「母さん、冷奈にご褒美で何か好きなものを買ってやらないか?」
「そうね、そうしましょう!」
「冷奈、何か欲しい物は無いか?」
『良いよ、買わなくても』
「冷奈、遠慮しなくていいのよ?」
『んー・・・
じゃぁ、お店屋さん行こ!
そこで決める!』
「じゃぁ行きましょうか」
「そうだな」
その時あたしは浮かれてた
あの時買い物に行きたいなんて言わなきゃ良かった・・・
あたし達は買い物に行く途中だった
信号は青色だった
その出来事はスローモーションに感じた
プーーー
キィーーーードンッ
あの時、何が起こったのか分からなかった
でも、気づいたらお母さんとお父さんが居なくなってた
あたしは、お葬式の時泣きも笑いもせずにいた
そんなあたしを見て周りの人は『気味が悪い』『最低娘』とか言ってきた
そんな風に言うぐらいなら殺せばって言った記憶がある
結局殺されず、施設送りになったけどね・・・
まぁ、こんな感じの夢
この話には続きがあるの
夢で見たわけじゃないけどね
あたしが施設に行ってから直ぐにいじめが始まった
いじめをしてる人に1回、カッターを差し出して『いじめるなら殺して』って言ったらみんな怖がって逃げちゃった
それで、しばらくして施設を飛びだした
その時あたしは、繁華街の裏路地に入った
裏路地で座ってたら50ぐらいのおっさんに遊びに行かないかって誘われた
気持ち悪くって逃げようとしたら腕を掴まれたから逃げようとしたけど力が強くて叫んで暴れる程おっさんが力を入れてあたしを抱きしめ用としてきた
で、ついに体の自由を奪われた
そしたら、呼吸が荒くなって自分のズボンのチャックを外してあたしの手を掴んでおっさんのアソコに触らせられた
そこまでは直でじゃ無かったからガマン出来たけど今度は直接触らせようとしてきた
それで、思いっ切り叫んだら光翔と朔叶が来たんだ
光翔と朔叶はあたしを助けてくれて、そのおっさんを成敗した
であたしは光翔と朔叶に喧嘩を教えてくださいって頼んだ
そしたら、心良く受け入れてくれた
それがあたしと光翔達との出会い
「光翔さん」
「ん?玲音どうした?」
「「「「帝王の名を汚してすみませんでした!」」」」
「冷奈も本当にごめん」
「俺達があいつ嘘に気づいてたら冷奈を傷つかなかったのに・・・」
『「「あはははははっ」」』
「えっ?」
『ごめん、驚かしたよね
多分、だいたい竜我は詳細を知ってるかもしれないけど、あたし達玲音達のことそこまで怒ってないんだ』
「冷奈って本当にタチ悪いよな」
『光翔に言われたくないんですけど』ニコ
「ごめんごめん」
『だから、こっちこそゴメンね
じゃぁ、あたし寝るから好きなようにしていいよ
おやすみー』
「何か嵐みたい」
「だろ、それに冷奈は帝王では華って言われてるんだ」
「華?冷華だから華は当然では?」
「冷華って言われ始めたのは4年前
帝王では8年前から華って呼ばれてたんだ」
「何でですか?」
「俺達が出会ったのはあいつが小2の時だ
あいつは50過ぎのジジイにあいつは体の下の方を触らせらててな、それで俺達がそのジジイをぶっ飛ばした後あいつから俺達に喧嘩を教えてくれって頼んできたんだよ」
「えっ・・・冷奈からって」
「あぁ、びびったよ
小学校低学年が俺達の事を見れば泣くか逃げるかするんだけど、冷奈は逃げなかった
ってか、泣きもせず笑いもせず真顔で」
「マジかよ」
「玲音、やっぱり面白い子だったね」
「おう、そうだな」
「んで、そっからが帝王初代幹部・構成員が驚いたことなんだが、冷奈が喧嘩が強くなったのがたったの半年で、喧嘩の素質があるっていうか運動神経の塊って言うか・・・」
「あれはビビったよなー
光翔、教えて3ヶ月ぐらいで半ボコだったもんなー」
「うっうるせー」
「半年でって事は1日に相当練習したんですか?」
「鈴太、練習しなくても出来る人っているって知ってるか?」
「えっ?」
「冷奈は一回基礎を教えてコツとか教えたら1回で覚えやがった」
「マジっすか」
「んで、半年で俺達初代帝王を全員倒したってことだな」
「「「「はぁー?」」」」
『んっ
うるさい』
「ごっごめん」
『朔叶・・・』
「ん?」
『アイス食べたい・・・』
「分かった、買ってくるね
クーラッシュで良い?」
『うん
ありがと』
ガチャ
「買ってきたよ」
『ありがと
朔叶ー』
「ん?」
『好きー』
「それは恋人にしか言っちゃダメだよ」
『でも好きだもん』
「はいはい」
『ブーー』
〜朔叶sid〜
「朔叶ー」
『ん?』
「好きー」
ドキッ
おいおい、それをお前が不意打ちで言うなよ・・・
玲音が人生終わったって顔してんぞw
とりあえず、俺の気持ちは言わないで、この場をおさめとくか・・・

〜朔叶sidend〜
〜玲音sid〜
「朔叶ー」
「ん?」
「好きー」
マジかよ・・・
俺、朔叶さんに負けた?
いやいや、まだそうと決まったわけじゃねー
って俺は恋する乙女かっ!
恋はしてるな・・・
とりあえず、頑張ろ、、、うん、、、

〜玲音sidend〜