~放課後~
ガラッ
「冷奈ー」
『朔叶ーー!』
ギュッ
なでなで
「帝王が居るから、とりあえず座ろ?」
『うん』
「お前らテキトーにそこ座れ」
「「「「はい」」」」
『朔叶抱っこ』
「おいで」
ギュ
「悪いこのままで話させてくれ」
「わかりました」
『それで、玲音さん昂輝さん鈴太さん竜我さん、何のようですか?』
「昂輝、鈴太、竜我」
「おぉ(あぁ)」
「「「「ごめんなさい!!!」」」」
「冷奈、俺達は間違った行為をしてた
本当にすまなかった」
「冷奈ちゃん、ごめん
あの言葉が本心じゃないことに気づけなかった」
「れーなちゃん、俺酷いことした
れーなちゃんが裏切ったって思ったら止まらなくなった 本当にごめん」
「冷奈ちゃん、ごめんね
俺、冷奈ちゃんに話聞いてもらって楽になった
今考えれば冷奈ちゃんが同情しなかったのって辛さを知ってるからでしょ?
それなのにごめん
わかんなくてごめん!」
『良いよ
あのさ昂輝さん、勘違いしてる様だけどあの言葉は本心
他人に女だからって干渉されて手加減されるの嫌いなの 竜我はなんで謝るの?
竜我はあたしが暴行を受けてる時いなかったじゃん
鈴太さんには思いっきり腹蹴られましたね・・・はい 最後に玲音さん、あなたのやった事は正統派として恥ずべき事です
そのことを承知でこの場にいますか?』
「あぁ
俺は間違ったことをしたって分かってる
本当にすまなかった」
『謝る人を間違っています
謝る相手は光翔と朔叶です』
「冷奈、謝る相手は俺達じゃねーぞ?」
『違うよ朔叶』
「へっ?」
『だって、正統派で今まで貫いてきたのに暴行を行って正統派とは言えないような族にされた
それって朔叶達に迷惑をかけたってことでしょ?』
***朔叶sid***
「朔叶達に迷惑をかけたってことでしょ?」
正直、俺と光翔は自分達が守ってきたチームに迷惑をかけられたことよりも冷奈に暴行をしたってことに対して怒っていた
確かに、帝王は俺達の居場所だ
でも、冷奈が気にすることでは無いはず
多分、自分よりも俺達のチームを大切にしてくれてるんだろうな・・・

***朔叶sidend***
『朔叶?』
「ごめんごめん
そうだな
俺はともかく、光翔に来てもr「れいなーーー!!!冷奈は俺達のことそんなふうに思ってたんだなー!!!」」『光翔・・・うるさいしジャマ』
「冷奈ひd"ドカッ"うっ」
「光翔重い
俺と冷奈が潰れる」
「あっ、ごめん」
『それで帝王の皆さんはあたしになにをして欲しいんですか?』
「俺達は冷奈に戻ってきて欲しいって思ってる」
「冷奈戻ってきて?」
『竜我の頼みなら戻る
でも、もしまたあんな事があったらあたしは2度と戻らない』
「分かった
れーなちゃんありがとね」
『あぁ』
あたしは暴行を受けている中、夜…いや、深夜に出歩いて喧嘩を仕掛けてくる奴ら、1人を囲んで暴行する奴らとか片っ端から潰していた・・・冷華として・・・
夜、1人になると不安が襲ってくるから、夜寝てると悪夢が襲ってくるから・・・
だから、1人が怖い
独りはなれてる、けど1人は何年たってもなれない
喧嘩をしてもダメな時は朔叶の家に行く
朔叶は文句も嫌な顔もせずに抱きしめてくれる
だから、朔叶のとこは安心する
だから、朔叶に会えば暴行をされても平気なんだ・・・
ガチャ
「冷奈ー」
『朔叶、どうしたの?』
「ただいま」
『お帰り』ニコ
「おう!」
『ねー、朔叶』
「どうした?」
『帝王の事だけど、竜我を出禁解除して』
「竜我を?」
『うん・・・
竜我は何もやってないから』
「分かった
竜我に伝えとくな」
『ありがと』
「俺風呂入ってくるから寝てな」
『今日は一緒に寝たいから待ってる』
「分かった
すぐ出てくるから」
『うん』
~数十分後~
「おまたせって寝てるしw
よっこらせ」
パタン
「おやすみ」

〜翌日〜
「...な・・・れ・な・・・れいな起きて」
『んっ・・・朔叶おはよ』
「冷奈おはよ
朝ごはん出来てるよ」
『ありが・・・と・・・ スースー』
「また寝たよ・・・
学校に持っていくか・・・」
〜学校〜
ガチャッ
「光翔ー」
「あー朔叶どうした?」
「ベット貸して」
「冷奈か?」
「あぁ」
「俺も着いてこっ」
ガチャッ
「光翔」
「んぁ?」
「冷奈ってさー寝顔も起きてる時も綺麗すぎるよな」
「そうだな・・・
ちょっと目を離したら消えて居なくなりそうだよな・・・
良くこんな細い体で喧嘩してるよな」
「あぁ、光翔戻ろ」
「そうだな」
パタン