~放課後~
『お待たせ』
「来たな」
「冷奈、なんかされた?」
『朔叶鋭いね
クラスの女子に殴られた』
「はぁー
そう言う時は理事長来いよ」
『ごめんごめん』
「まぁいいや
行こっか」
「おう」
『うん』
ってなわけで付いちゃいました、帝王倉庫
「冷奈大丈夫?」
『うん、ありがと光翔』
「行くよー」
ガチャ
「やっほ」
"裏切り者がなんであの人たちといるんだよ
まさか、なんかしに来たのか?
総長ー、初代と裏切り者が来てます!"
バンッ
「初代?!」
「やっほー」
「初代、なんで裏切り者と居るんですか!」
「裏切り者って鈴木桜のこと?」
「どういう事ですか?」
「朔叶頼む」
「了解
そいつ、IRAIZAじゃねーぞ
それにお前らが嫌ってる不正派 黒蛇(こくじゃ)の姫だ」
「どういう事、ですか?」
「正確にはここにいる霧澤冷奈がIRAIZAで、裏切り者がそいつってわけだ」
「お前らよー、正統派気取ってるくせに勝手に勘違いして冷奈のこと傷つけるってどういうこと?」
「だって、喧嘩のできる冷奈ならやりかねないと思って!!」
「「ふざけたこと言ってんじゃねーぞ!」」
「この帝王の中で一番に苦しんでるのは冷奈だ!」
「そんな冷奈が誰かを裏切ることなんてぜってーしねーんだよ!」
「プッアハハハハハハハハ
本当帝王って馬鹿?
今更遅いわ
皆ー出ーておいでー」
"久しぶりっす桜さん!
マジ最高っす!"
"桜"
「恭ちゃん!!
会いたかったー」
"俺も"
チュッ
"フッ"
「きょう、、、ちゃん

んァ」
"お疲れ様、桜"
「うん」
"じゃ、皆いっきにかかれ"
『ちょっと待った』
"なんだよ"
『ここはあたしひとりで戦う』
「冷奈何言ってんだよ!
帝王は冷奈を裏切った!
そんヤツらを助けるなんて!!」
『光翔、大丈夫
久しぶりに喧嘩がしたいだけだから』
「光翔、こう言ってるんだしやらせてあげれば?」
「そうだな」
『光翔、朔叶、ありがとね』
「「あぁ」」
『じゃあ、楽しませねてね?』ニヤ
"かっ掛かれ!!"
"おらー"
バキッ
ドカッ
グシャッ
ドンッ
***玲音sid***
「ここはあたしにやらせて?」
何考えてんだって正直思った、けどただ単に喧嘩がしたいだけらしい
俺ってサイテーだ
桜の嘘に気づかず冷奈を傷つけた
当の本人はあっけらかんとしてるけど
そして、喧嘩が始まった
喧嘩をしている時の冷奈は綺麗だった
冷華という通り名は似合ってると思った
***玲音sidend***
"お前女のくせになんで強いんだよ!"
『女だからってなんで弱く見られんの?』
"それっは"
『女だからってなめんなよ、クズ』
"すみません!!"
『分かったら2度と帝王とあたしに関わんじゃねーぞ』
"はいっ!!!"
「頑張ったな」
『朔叶・・・眠い・・・』
「おいで
よっこらしょ」
「冷奈の事頼む」
「あぁ
光翔、宜しくな
おいお前ら」
「はい」
「覚悟しとけよ」
「はい・・・」
***光翔sid***
『お前らさー何やってんの?
正統派が裏切り者と勘違いして不正派の姫を仲間にして、事実かどうかも確認せず抵抗しない女ひとりに対して男4人で暴行?
そんな奴らが正統派ってどう思う?』
「すみません!!」
『玲音、謝る相手間違ってんじゃねーの?』
「光翔さん、俺らは冷奈に言われたとおりにやっただけなんです!」
『どういう事だ昂輝』
「俺が、玲音を裏切るなと言った時、殺すでも痛めつけるでも何でもしてって言われたんです
中途半端はやめろって」
『はぁー
お前らバカかよ!!
普通そんな事言われてもやんねーんだよ!』
「でも、分かったって言っちゃったんですy『言い訳なんていらねーんだよ!』すんません」
『お前ら、しばらく帝王倉庫出入り禁止だ
頭冷やしたら理事長室に来い』
「「「「はい」」」」
『とりあえず、総長代理は純汰(じゅんた)お前がやれ
幹部3人はお前が決めろ』
「はい!」
『じゃ、俺は帰る』
"お疲れ様でした!"
『おー』

***光翔sidend***