『玲音信じて
それはあたしじゃない!』
「うそいってんじゃねーよ
嘘つきの裏切り者!」
『れ・・・お?』
「出てけ
出てけよ裏切り者!」
ドカッ
『クッ
い・・・たい』
今鈴太に蹴られたんだ
『分かった
信用してくれると思ったんだけどな・・・アハ
アハハハハ
もういいよ
バイバイ、学校でね』
パタン



***玲音sid***
俺達がちょうど話していた時だった
下っ端から呼ばれた
急いで下に行ってみると桜がボロボロになって泣いていた
「冷奈ちゃんが冷奈ちゃんの仲間の人に襲われそうになったの・・・
それで必死で逃げてきた」
冷奈が?
なぜ?
確かに最近は早くに帰っていた
桜を襲わせる計画でもねっていたのか?
『そうか
分かった
昂輝、部屋に寝かせてやってくれ』
「あぁ、分かった」
数十分後に冷奈は来た
その時の冷奈は何が何だかわからないそんな顔してた
けど、どうせ嘘だろうと思ったから信じようとはしなかった
鈴太が冷奈の腹を蹴った時内心ざまあみろって思った俺が悪かったのだろうか

***玲音sidend***
あーあ
もー朝かー
学校行きたくねーな
しゃーない行くか
~学校~
ガラガラガラ
シーン
やっぱこーなるよねー アハ
『キッタネー』
"お前が悪いんだろ!
ホント学校来るとかどーいう神経してんの?w
ジャマーwww"
はー
うるさい
ガラ ドンッ
『いてっ』
「うっうっいっ痛いよー」
「お前ふざけんじゃねーよ!
どれだけ桜をイジメればすむんだよ!」
『さー?
どうだろうね? アハ?』
「テメェ面かせや」
やっぱり?
人気無い所で暴行ですか?
正統派の癖に随分と悪い考えですねw
「冷奈ちゃん、約束どうり容赦しないよ?」
『どーぞ
あたしは逃げも隠れも抵抗もしないので御存分に』
ドカッ
ドンッ
ボコッ
~数分後~
「ぜってー桜には関わんじゃねーぞ」
『分かってるよ
安心して?』
「チッ」
行ったかなー
どうしたもんか
こんなんで動けないあたしじゃ無いんだけどなー、ってあたしには便利屋が居るじゃないか!
「あーーもーー
なんでそうやってお前は自分を傷つけんだよ!」
『すんません』
今理事長室でお説教されてます
「で、何分ぐらい殴られた?蹴られた?」
『5分ぐらいかなー』
「はぁー
俺の族がこうなるとは・・・
何が正統派だよ
ぜってーシバく」
『あ、アハ?』
「とりあえず冷奈は休め
なんかあったら朔叶(さくと)呼ぶし」
『さっ朔叶?!
朔叶、この学校いんの?』
「あぁ、呼ぶか?」
『呼ぶ!!』
ピンポンパンポーン
「如月朔叶(Sakuto Kisaragi)先生、至急理事長室に来るように」
ブチッ
コンコン
「光翔なんだy『朔叶ー!!』うわぁ」
『朔叶久しぶり!』
「れい・・・な?」
『うん!』
「良かったな」
『ありがとね、光翔』
「おう!
朔叶、冷奈が寝れるように傍に居てやってくれ」
「分かった
冷奈行くぞ」
『うんっ』
ガチャ
パタン
「横にいるから寝な」
『ありがと、朔叶』
「おやすみ」
***朔叶sid***
俺が丁度休もうとしたとき、光翔から呼び出しがあった
行ってみると思いっきり抱き着かれてビックリしたけど光翔が前に言ってた冷奈だった
その冷奈が抱きついた時のアザが気になって聞こうとしたけど光翔に目線で止められた
後で話してくれるらしい
光翔は冷奈の事を寝させてやってと頼んできた
そういえば冷奈は何かあると、思いっきり抱き着いて"寝るー"って言って俺の所に来た
今度は何があったんだ?
冷奈の苦しんでる顔は見たくないんだけどな・・・
寝たから光翔のとこいくか
***朔叶sidend***
パタン
「寝たのか?」
「あぁ」
「帝王が冷奈を裏切った」
「はぁ?
嘘だろ?」
「マジだ
現役が冷奈に暴行をくわえた」
「アイツらっ!」
「なぁ朔叶」
「んぁ?」
「シバくぞ」
「おぉ」