IRAIZAと名乗った鈴木桜(Sakura Suzuki)はあたし達の学校に転校してきた
今ではあたしのクラスの中心にいる
ピンポンパンポーン
"霧澤冷奈さん至急理事長室に来るように"
ブチッ
あたしなにかしたっけ・・・?
まぁいいや
とりま行こ
りっ理事長室でかっ!!!
入ろう
ガチャ
ノック忘れ「冷奈ーーー!」
グぇ
『ぐっぐるじい』
「あっ
ごめん」
『えっ?
光翔(あきと)?』
「そうだよ!
お前、理事長室にくんの遅い」
『仕方ないじゃん
来る必要もなかったし?』
「はぁー
まぁいい
それより、帝王に偽IRAIZAが居るって?」
『うん
IRAIZAはあたし、なのに鈴木桜がIRAIZAって言い張ってる
まぁ、事実あたしの教えた情報を知ってたらしく帝王は完璧心許しちまってるけどな』
「そうか・・・
まぁなんかあったら言えよ!
俺は帝王初代総長だからな!!」
『ヘッ?
初代総長?』
「おう!」
マジか・・・
まさかあの光翔が帝王初代総長なんて
いきなりだけど城島光翔(Akito Zyouzima)
あたしの信用できる人その1
「気を付けろよ、冷奈」
『うん、分かってる
じゃ、行くね』
「ん
寝たい時いつでも来いよ」
『ありがとーーー
光翔大好き!』
パタン
『ゲームスタート』
今日は土曜日
帝王の倉庫にひとりで行く日
『ふぁーーぁ』
倉庫までは歩いて20分ぐらい
~20分後~
ガチャ
ガヤガヤガヤガヤ
なんか真剣そうな顔
シーン
『どうしたの?』
"総長ー
裏切り者が来ましたー"
はっ?
裏切り者?
「冷奈、お前桜に何した」
『どういう事?』
「しらバックれてんじゃねーよ!」
『鈴太?』
「冷奈ちゃんサイテーだね
桜ちゃんをこんな姿にするなんて」
『どういう事?何?』
「うっ...ヒックッ
冷奈ちゃんなんでこんなことしたの?
あたし達友達でしょ?」ニヤ
こいつ笑ってる
帝王は気づいて無い
あーそっかー
あたしハメられてるんだ
『玲音信じて
それはあたしじゃない!』
「うそいってんじゃねーよ
嘘つきの裏切り者!」
『れ・・・お?』
「出てけ
出てけよ裏切り者!」
ドカッ
『クッ
い・・・たい』
今鈴太に蹴られたんだ
『分かった
信用してくれると思ったんだけどな・・・アハ
アハハハハ
もういいよ
バイバイ、学校でね』
パタン
***玲音sid***
俺達がちょうど話していた時だった
下っ端から呼ばれた
急いで下に行ってみると桜がボロボロになって泣いていた
「冷奈ちゃんが冷奈ちゃんの仲間の人に襲われそうになったの・・・
それで必死で逃げてきた」
冷奈が?
なぜ?
確かに最近は早くに帰っていた
桜を襲わせる計画でもねっていたのか?
『そうか
分かった
昂輝、部屋に寝かせてやってくれ』
「あぁ、分かった」
数十分後に冷奈は来た
その時の冷奈は何が何だかわからないそんな顔してた
けど、どうせ嘘だろうと思ったから信じようとはしなかった
鈴太が冷奈の腹を蹴った時内心ざまあみろって思った俺が悪かったのだろうか
***玲音sidend***
あーあ
もー朝かー
学校行きたくねーな
しゃーない行くか
~学校~
ガラガラガラ
シーン
やっぱこーなるよねー アハ
『キッタネー』
"お前が悪いんだろ!
ホント学校来るとかどーいう神経してんの?w
ジャマーwww"
はー
うるさい
ガラ ドンッ
『いてっ』
「うっうっいっ痛いよー」
「お前ふざけんじゃねーよ!
どれだけ桜をイジメればすむんだよ!」
『さー?
どうだろうね? アハ?』
「テメェ面かせや」
やっぱり?
人気無い所で暴行ですか?
正統派の癖に随分と悪い考えですねw
「冷奈ちゃん、約束どうり容赦しないよ?」
『どーぞ
あたしは逃げも隠れも抵抗もしないので御存分に』
ドカッ
ドンッ
ボコッ
~数分後~
「ぜってー桜には関わんじゃねーぞ」
『分かってるよ
安心して?』
「チッ」
行ったかなー
どうしたもんか
こんなんで動けないあたしじゃ無いんだけどなー、ってあたしには便利屋が居るじゃないか!
「あーーもーー
なんでそうやってお前は自分を傷つけんだよ!」
『すんません』
今理事長室でお説教されてます
「で、何分ぐらい殴られた?蹴られた?」
『5分ぐらいかなー』
「はぁー
俺の族がこうなるとは・・・
何が正統派だよ
ぜってーシバく」
『あ、アハ?』
「とりあえず冷奈は休め
なんかあったら朔叶(さくと)呼ぶし」
『さっ朔叶?!
朔叶、この学校いんの?』
「あぁ、呼ぶか?」
『呼ぶ!!』
ピンポンパンポーン
「如月朔叶(Sakuto Kisaragi)先生、至急理事長室に来るように」
ブチッ