弱い人間が集団になってする陰気臭いイジメ
イジメて周りに仲間を作る
そんなくだらない事するぐらいならあたしの事
「殺せばいいのに」
『はぁ
毎日毎日くだらない』
はじめまして
霧澤 冷奈(Reina kirisawa)と申します。
今学校に着きました。
「れーいーなー」
『おはよ、望花』
この子の名前は南城 望花(Mika nanzyou)
あたしの通う学校の中で1番まともであたしの親友
「ねぇねぇ、知ってる?」
『ん?』
「また昨日の夜"冷華"が族を潰したんだってー」
『ふっふーん』
「冷華って誰なんだろーねー」
『ねー』
その"冷華"はあたしなんだけどね・・・
”キャーーーーーーー”
『うるっさ
何』
”帝王の皆さんが登校されてる!”
”お化粧して置かないと!”
くだらない
パンダが気に入られるわけないじゃん
まぁ、ブスのあたしが人の事言えたもんじゃないけど
『ねぇ、望花』
「ん?
どうしたの?」
『帝王って・・・何?』
「えっ?
はぁーーーーーーーあ?
嘘!マジで!?マジで帝王知らないの?」
『うん。知らない』
「帝王はこの県で知らない人はいないイケメン揃いの暴走族だよ!」
『へー、そうなん?』
「もしかして、、、興味ない?」
『うん』
「プッ…アハハハハハハ」
『何がそんなに面白いのー』
「ごめんごめんw」
目に涙溜めて言われても・・・
『ごめん
あたし抜けるね?』
「うん
わかったー」
はぁー
いくとこも無いんだけどなー、って言いながら屋上来ちゃったよ・・・
カチャッ
あれ?鍵が開いてる・・・
『えっ?
はっ?!
なんで人がいんの?』
「お前誰?」
『人のこと聞く前に自分達が名乗ったら?』
「お前俺達の事知らねーの?」
『自意識過剰』
「はぁー
まぁ、間違ってることは言ってないね
ねぇ玲音、面白い子じゃない?」
「あぁ
2年1組
帝王総長 神谷 玲音(Reo Kamiya)」
「2年6組
帝王副総長 南 昂輝(Kouki Minami)」
「2年4組
帝王幹部 紅月 鈴太(Rinnta Akatuki)」
「2年3組
帝王幹部 小河 竜我(Ryuuga Ogawa)」
「これで全員言ったかな?
俺の事は昂輝でも昂とでも読んでね」
「んで?
お前の名前は?」
『1年6組
霧澤 冷奈』
「冷奈か・・・
お前、今日の放課後教室に迎えに行く
絶対に帰んなよ」
『玲音だっけ?
何であたしが待たなきゃいけないわけ?』
「俺がお前を気に入ったから」
『へー
わかった。
それじゃ、あたし"教室"に戻るから
楽しみにしてるね?
総長さん』ニコ
教室に戻ったらまず女子がやるのは・・・
ガラッ・・・㌧
『イッター
痛たたたたタタタ』
”ねー霧澤さん
カワイコぶってんじゃねーよ”
『チッ』
”何?
文句あるの?”
入学してから1ヶ月このイジメガマンしてたけどもう無理・・・
ガマンできない・・・アハ
『文句しかないんだけど?w』
”ブスの分際で何言ってんの?
霧澤さん、チョット付いてきてくれない?”
『良いよ?』
「冷奈大丈夫?」
『へーき
チョット行ってくるね』
「うん・・・」
あー
やっぱり体育館裏かー
ここならバレないでしょw
”お前ふざけんじゃねーぞ”
『あのさー、ふざけてるのそっちじゃないの?』
”はぁ?
クソがー!”
パシッ
こんな拳簡単に掴めるっツーのw
”なっ・・・んで・・・”
『サァー?
何ででしょうか?
この姿を見れば答えが出るんじゃない?』
パサパサッ
多分知らない人はいない
ヴィッグを取ってピアスを見せればね ニコ
”まさ・・・っか
あなたは・・・れい…か”
『せーかーい』