ジメジメして、制服が肌にくっついて気持ち悪い。
はぁ…。
ふと思う時がある。
あの時こうしてれば、ああしてれば
未来は変わってたのかなって。
1人で屋上でご飯を食べるのが日課。
「邪魔。」
そこにいたのは、学年1位どころか
学校1人気の 【木村 柊翔】 だった。
…え。てか思ってたイメージと違う。
もっとなんかこう…ほんわかしてて
だれにもやさしく…て
「あー、聞こえねぇの?邪魔。わかる?」
やっぱり、木村柊翔だよね。
「あ、はいごめんなさい。すぐどきますから」
「わかりゃいいんだよ、…どんくせぇ。だからめんどくせぇんだよお前みたいに素直に言う事聞いてりゃいいのになこっちもクソみたいに嘘ついてまでキャラ作る必要なくなんのに。」
えっ、なになに。
いきなり何。
嘘って何のこと?
いつもの木村柊翔はニセモノってこと?