青く美しい地球がまだ存在していなかった頃のお話。
 ここはとある宇宙空間。存在しているのはただ一人。…否、人ではない。
真っ暗な空間に、1つの魂が浮いていた。

 「…僕はまた死ねなかったのか。」

 ゆっくりと、白い塊が動く。
 行き先は、地獄?天国?
 …はたまた現世か。
 魂は光につつまれ、徐々に見えなくなっていく。

 「今度は僕を殺すための能力者を造ってみようかな。」

 その言葉を残し、完全に消えた。