香さんの下に留まることになった私は、その後の調整により、三上くんがいた武田さんチームの開発にも少し参加することになった。そんな器用なことできるのかなぁと思うけど、少しは開発に関わりたい気持ちがあったので嬉しい。
「三上くんどうだった?ウサギって」
「まあフレンドリー。同期の遠藤がいたし。やってはいけそうかなあ、まだわかんない」
「でも、元気そうだね?」
「真奈ちゃんに話聞いてもらったしね」
いつも通りの優しい顔で笑う。ウサギでも話聞いてくれるひとがいるといいね。
「じゃ、お礼に引継ぎ宜しくお願いします」
なんて言ったけど、三上くんのスキルは異様に高いので、とても私が代わりになる雰囲気じゃない。
リーダーの武田さん以下、小林さん、柴谷さん、牧口さん、三上くんの5人チームだった。20人規模のチームもある中ではかなり小さいけど、和気あいあいとしてて身軽で楽しいチームだ。入社後2つ目のプロジェクトとしてかかわっていた。
チームは違うけど、平内さんも席が近かったんだけどなぁ、残念。
チームミーティングに参加すると、武田リーダーがみんなに指示を出した。
「植木は、三上の代わりとして入るわけじゃないから。香のところでやってる管理系と、あと画面デザイン勉強して。これからスマホ系増えてくから、得意なやつ欲しいから。
三上がやってた分は牧口と柴谷が受けて、協力会社のコントロール増やして。小林は営業ともう少し連携とって仕様早期に固めるの頑張って。
三上が抜けるのは正直痛いけど、なんとかやってこう。新しいこと試すチャンスだと思ってくれ」
「はい」
そんなわけで三上くんから私への引き継ぎはなくなった。
牧口さんと柴谷さんへの引き継ぎは予定より早く終わり、三上くんはあっという間に本社を去っていった。
なんか、あっけないなぁ。ほんとに寂しい気がしてきたよ。
「三上くんどうだった?ウサギって」
「まあフレンドリー。同期の遠藤がいたし。やってはいけそうかなあ、まだわかんない」
「でも、元気そうだね?」
「真奈ちゃんに話聞いてもらったしね」
いつも通りの優しい顔で笑う。ウサギでも話聞いてくれるひとがいるといいね。
「じゃ、お礼に引継ぎ宜しくお願いします」
なんて言ったけど、三上くんのスキルは異様に高いので、とても私が代わりになる雰囲気じゃない。
リーダーの武田さん以下、小林さん、柴谷さん、牧口さん、三上くんの5人チームだった。20人規模のチームもある中ではかなり小さいけど、和気あいあいとしてて身軽で楽しいチームだ。入社後2つ目のプロジェクトとしてかかわっていた。
チームは違うけど、平内さんも席が近かったんだけどなぁ、残念。
チームミーティングに参加すると、武田リーダーがみんなに指示を出した。
「植木は、三上の代わりとして入るわけじゃないから。香のところでやってる管理系と、あと画面デザイン勉強して。これからスマホ系増えてくから、得意なやつ欲しいから。
三上がやってた分は牧口と柴谷が受けて、協力会社のコントロール増やして。小林は営業ともう少し連携とって仕様早期に固めるの頑張って。
三上が抜けるのは正直痛いけど、なんとかやってこう。新しいこと試すチャンスだと思ってくれ」
「はい」
そんなわけで三上くんから私への引き継ぎはなくなった。
牧口さんと柴谷さんへの引き継ぎは予定より早く終わり、三上くんはあっという間に本社を去っていった。
なんか、あっけないなぁ。ほんとに寂しい気がしてきたよ。