「えっ……」


呆然と床を見つめる。


正直、断られる確率のほうが低いと思ってたけど……


でも、それなら次の作戦だっ。


「今年も幸大と行くんでしょ?それなら、あたしと萌と四人で行こうよっ!」


悠真の友達の幸大とは、あたしと萌も仲がいい。


だから、二人きりが無理でもせめて……


せめて、一緒に思い出作らせてよ。


そんな思いを込めて、悠真を見つめる。


でも、帰ってきたのは予想外の答えだった。