え…?いまあたしなんて言った?


勢いに任せて口から出てきた、『夏祭り』という単語。


去年はお互い別々に友達と行ったから、今年は行きたいなぁとは、思ってた。


全くの出任せだけど、これはこれで良かったのかもしれない。


だって、悠真がいいよって言ってくれたら、一緒に行けるんだよね?


それって……チャンスかもじゃんっ!


「で、どうかな?もう約束してた?」


お願い……っ、いいって言って……!


ぎゅっと目をつむる。





けれど、そんなあたしの願いは呆気なくくだけ散った。



「あー……ごめん」