「そっかぁ、それはしょうがないね〜」

「だから今日、もう一回話してみる!」

「おっ、やる気だねぇ!がんばれっ」


昨日のことを話すと、萌は困った顔をして笑った。


でもすぐにガッツポーズをつくって、いつものように応援してくれた。


「うん。………あれっ」

「んー、どーしたぁ?」

「や、悠真から昨日LINE来てたみたい…」


「えっ、うそうそっ!?」


昨日は落ち込んでいたから、携帯を見ることもないまま、ベッドに直行した。


朝も寝坊しかけて急いでいたから、気づかないままだったんだ。


「なになに、なんて書いてあるのっ!?」

携帯の画面を覗こうと顔を寄せてくる萌をなだめながらも、心臓はドキドキいってる。


震える指に力を込めて、画面をタップ。


ピコン!という音がLINEを開封したことを伝えた。


恐々と画面に視線をやる。


「え………」

「ち、ちょっと、これって!!」