本当に自分のバカさに呆れる。


誘ったって、絶対来てくれる保証なんてないのに。


なんで返事を待ったなかったんだろう。


後悔がどっと押し寄せてきて、次にやってきたのは、不安。


来てくれるかな?


なんとなく雰囲気を察して、来てくれないかも…


お願い…来て……っ。


ぎゅっと目をつぶって、宙でぶらんとしていた手を伸ばしかけた、そのときだった。


ピロリン〜♪


「わっ…」


ポケットからいきなり鳴った音に、飛び上がる。


こんなときに、タイミング悪いなぁ。


電源を入れて、誰からメールが来たのかを確認する。




「え…?」