あたしと萌が教室に戻ったのはちょうど1時間目が終わった後だった。


当然だけど、悠真はきちんと来ていた。


ってことは、やっぱり時間ずらしたんだ。


でも、ここでめげてちゃダメだ!


萌に慰めてもらったあたしは強かった。


「悠真、おはよう」

「おー…」

若干気まずそうにしているのがわかったけども、気づかないふりをして話しかける。


「今日いつもより来るの遅かったね?」

「あー、まぁ」

「寝坊?」

「…うっせぇ」

「…ぷっ」

「なんだよ、悪いかよ!?」

「いや、悪くないけど…ふふっ」


笑いが止まらないあたしをじろりと睨む悠真。


あたしに笑われたから拗ねたんだ?


ふふっ、悠真のそうゆう可愛いところ、好きだなぁ。