ただのヤキモチなのに泣くなんて。



ヤキモチやいちゃったら、私もっと酷くなっちゃうじゃん。




「もう着いたぞ。お疲れ、泉。降ろすぞ?」


「あっ、もう……。ありがと」



怪我はいつの間にか引いててもう歩けそうだった。



「綾瀬くん、ありがと!」


「ううん、沖田さんもう平気?」


「お陰様で! 綾瀬くん、本当にありがとう!! 感謝しきれないよー」


「素直に言われると照れる……//」


「……!//」




もうピンクオーラ出っぱなしじゃん。




「……そっか、良かったね」



もう、分かっちゃったかも。