「和樹、私寝るから起こして」
「待って、俺も寝たい……zz」
「はぁ!? もう寝たの!? 早っ!!」
どんだけ早く起きたのよ。
ケータイをもう一度見ると4:56と表示されていた。
私この時間ぐっすり寝てんだけど。
私は和樹を見る。
和樹の寝顔、可愛いな……。
肌だって、女子の私でさえ羨ましいぐらいにきめ細かい。
髪長ったら女装してもバレなさそうだよね。絶対にさ。
私はドキドキの音を必死に抑えながら、羽織ってたパーカーを脱いで、和樹にそっとかけた。
留学どうしよう……。
ふと留学のことを思い出した。