『続いて8番、氷室有澄奈さんの演目です』 その言葉で氷室さんが舞台に出た。 堂々として歩き出したから、弾く前からもう圧倒される。 椅子に座って、ピアノを弾き始めた。 ~♪ この曲……! ショパンの"華麗なる大円舞曲Op.18"だ! 氷室さんは華麗にその曲を表現してた。 すごい……! 聴いてる人がみんな氷室さんに夢中だった。