あんたが私を呼んだら、


いつだって走ってくから。




たとえ、私が裸足でも、遠くにいても。



怪我したって、擦りむいちゃっていい。




それでもいいから全力で走ってやる。





だから、今抱えてる和樹の痛みを




私にわけてよ。





「和樹、今抱えてること全部言って?」



あとずっと気になってたこと。



「なんで私と約束したの?
和樹のお母さんと何があったの?」




私は和樹の胸あたりをドンドン叩いて問い詰める。



待つって言ったけどもう無理。



ねぇ、教えて。




あんたの笑顔を早くみたいよ……。