『音ちゃんへ
この手紙を読んだならもう私はいないかな。
これを読んで私を思い出せたら嬉しいよ。
手紙とかあまり書かないから下手だけど、そこはご了承してね(苦笑)
音ちゃんと私が出会った時のこと覚えてる?
あれはとっても新鮮で面白かったよ(笑)
だって音ちゃん、食堂のラーメンを私にぶっかけたじゃん!(笑)
音ちゃんが私がうざったいほど謝って、その内に話すようになったんだっけ。
私と仲良くしてくれてありがとう。
音ちゃんがピアノ上手って和樹くんから話をいつも聞いてたよ。
留学って聞いたときは苛立ったけどね。
千里ちゃんの私たちこんなにも頼りないの!? っていう言葉に同感しちゃった。
でも最後の最後に音ちゃんのピアノ聴けて感動で涙でそうだった。
音ちゃんがピアノが大好きって伝わってきたよ。私までいいなって思えたよ。
これからも大好きなピアノ頑張って。
ずっと応援するよ!
花火大会の時に和樹くんのことが好きって聞いた時、私焦っちゃった。
でも過去の話って言ってたけど私には音ちゃんは今でも好きだって感じたの。
間違ってたらごめんね。
私は病気のことで和樹くんに告白だなんてするつもりはさらさらなかったの。
それでもしたのは音ちゃんが和樹くんの笑顔がみたいって言ってくれたおかげ。
和樹くんの笑顔は太陽みたいだよね。
そんな笑顔をそばで、みたいって思ったら告白出来たの。
ありがとう。