和樹くんは泣き顔を見せたくないとか言った。



その姿を見たいな……なんて。




和樹くんの優しさが嬉しかった。





「じゃあさ、みんなで思い出つくろうぜ!」




「えっ……」



桐島くんはケータイを出して検索する。




「楓が行けそうな距離がいいよね……」



「遠くなら車か電車とかで行こーぜ!」



みんなはノリノリで計画し始めた。




「じゃあ、それなら……」



私は1つだけ意見があった。



「音羽はどうすんの?」




私の聞きたいことが和樹くんがナイスなタイミングで言った。






でも、その途端にしーんとなる。