「大紀、もうへばったのかー?」

「そんな事ないです!!」


「スパイク練するぞ、大紀」


「あ、はい!智紀先輩」


そうだった。


智紀先輩と練習するようになるんだな、これから!!


あのトスでもう一度打てるんだな。


「先輩、俺が先ですよね?」


「は?なんで。大紀さっさと場所に入れ」


「はい!!!」


仲悪い。


え、智樹先輩とも仲悪いの?


とりあえず俺が先に打たせてくれるみたい。


有難いです。


「次、笠原」


「あのさ笠原、レシーブしていいか?」


「出来る訳ない。」


出来るさ。


てか、取ってやるよ!


笠原がスパイクを打った。

それを俺がきっちりとレシーブ。


ちゃんとセッターの元へと!


こんなに綺麗なレシーブ久しぶりかもしれない。


「おぉー!きっちりレシーブ出来た」