そして数日後。

ある授業中のことである。


「あ・か・ま・つ!!!」


「んー?」


「この問題解いてみろ!」


「これっスか?」


せっかく人が気持ちよく寝てたってのに、起こしやがって。


しかもそんなに難しそうじゃない問題とか…、舐めてんのかよ。


「√7ですかね」


「おっおー……。正解だ。」


なんだよ。


ガチでこの問題、簡単すきだろ。


寝てるからって馬鹿な訳じゃねーのに。

これだから先生は嫌いだ。


よーやく授業終わったか。


あの先生は特に眠くなる授業だから、苦手なんだよな〜


数学は得意なほうなのに。


「寝てる人って馬鹿な印象あったけど頭いいね。赤松くん」


「そりゃどーも。つーか、名前呼びでいいよ」


「そう?じゃー大紀で。俺の事も名前でいいよ」


「ん、瑠翔」