I.H予選2日目

監督「スタメンだが・・・リベロを上原から真盛に変える」

まもる「はい」わたる「はいっ」

悔しいだろうな
越された訳じゃないけど、最後の大会なのに・・・・・・

わたる「怪我したのは俺のせいだ。頼んだぞ真盛」

まもる「・・・上原先輩。絶対に勝ちます」

わたる「頼んだ」

「真盛、頑張っ」

まもる「うんっ」

なぁ、なんでそんなに辛そうなんだよ
なんか変じゃねーか、真盛
いったい何があったんだ?

まなと「何も考えないでやりなよ」

まもる「分かってる」

審判「れい」

「「「お願いします」」」

「あの、上原先輩。真盛・・・大丈夫ですかね?」

わたる「・・・大丈夫だと思う。いや、そうだと信じてる」

「そうですね」

何考えてたんだ?
真盛の事を疑うなんて・・・・・・
あいつは頑張ってるじゃねーか

まなと「・・・・・・」

まもる「兄貴、そんな顔しないでよ」

まなと「じゃあお前もな」

まもる「ごめん」

ともき「頼むぞ、真盛」

まもる「はいっ」

何も恐れることはない
大丈夫だ、先輩達と真盛なら
だって俺達・・・最強だよな?



留まる思いと先走る思い

どちらが強いかはいつも分からなくて

それでも人生は前にしか走れないから

前に、前にと走って行く

転がって、ぶち当たって、必死になって・・・・・・

でも、夢だけは諦めたくない・・・!