そして、朝になった
テストまで丁度1週間前
この時俺はすっかり忘れていた事があった

かずま「はえーな。今日からか」

「何がですか?」

かずま「は? 何って・・・ま、いっか」

「??」

そして朝練
にしては人が全然いねーな

監督「赤松、勉強の方は順調なのか?」

「英語は分からない所あってそこを先生に聞きたいですね。あとは問題無さそうです」

監督「そうか、テスト期間なのに欠かさず自主練習に来るとは流石だな」

「そりゃどーも・・・・・・えっ?」

まなと「何が、えっ? なの」

「壱馬先輩もいませんし」

まなと「今日からテスト期間だから部活はOFFなんだよ」

「あっあぁー!!」

ともき「大紀うるさい」

「すみません」

ともき「勉強は大丈夫なんだろうな?」

「英語以外は」

まなと「以外。出来なそうなのに 」

みんなしてそれ言う
だから頭の良さそうなメンバーしかいないのか。でも、馬場先輩は?

「馬場先輩は?」

まなと「高塚につきっきりで面倒見てる」

「軟米先輩は教えないんですか?」

まなと「やだよ。めんどくさい」

「・・・じゃあ他のメンバーは?」

まなと「駆さんは前に聞いたと思うけど頭悪いし、拓人先輩は駆さんにつきっきり。海成と優人は高塚につきっきり。真盛は理系の問題集を部屋に置いてきたからそれやらせてる」

「各学年に1人は必ず頭の悪い人がいるんですね」