真盛side


俺と兄貴が同じ部屋になるなんて予想してなかった。


本当のことを言うなら、少しだけ気まづいから。


兄貴はそんな事少しも思っちいないだろうけどね。


「久しぶり。元気そうだね」


「うん。なんで部屋同じなの?」


「監督が兄弟は同じ方がいいだろって。それより、なんで鈴里高校に来たの?」


「兄貴がいるって知らなかった」


「ふ〜ん」


兄貴の事は嫌いじゃない。


と言うか、周りにいた先輩達が嫌いだった。

だから、兄貴の事を避けた。


それなのに……!!