「努力すれば何かしら報われるんだよ。

たとえそれが、自分の望んでいた事じゃ、なくてもな」


そう、先輩に言われてから憧れとなった。


憧れの先輩とは中学最後の大会が最後だった。しかし、大会ではラスト1歩で負けた。


「俺、お前ともう1度コートに立ちたい。だから、出来れば俺の高校に来てくれよ」


そう言われて本当に嬉しかった。

尊敬している先輩だったから。


そこから、バレーの練習は欠かさずやってきた。


もちろん、頭が特別言い訳じゃなかったから、めちゃくちゃ勉強もした。


そして、同じ高校へ進学した

その高校のバレー部は全国でも、有名な方だった。

だから、推薦の枠もあったが、部員は少ない方だった。

それでも、部員は60人前後はいる。(1年生~3年生)


体育館は1年生と2、3年生で別れていた。

その中で監督が目を付けた人は特別に別の体育館で練習している。


スタメンは監督がその試合で勝てる人材を選んでいく。

ある程度のスタメンは決まっているが新入生が入ってくると変わってくる。