…♪ピンポーン

「はーい!」

今日も1日の始まりの合図が私の家に鳴り響いた。

「涼(すず)ー!早くしろー」

「はい、はーい!ちょっと待ってー」

これが私の日課だ。

私のことを呼んだのは隣の家に住む渚。

言わいる、世間一般の幼なじみってやつ?

渚の家のとは赤ちゃんの頃からの付き合いだ。

親同士が高校の同級生??とかなんとか。

「涼!早くしろー」

「はいはい、ちょっと待って!」

全く、忙しいやつだ。

「涼夏(すずな)!早くしなさい、渚ちゃん待ってるわよ!」

“渚ちゃん”

そう呼ぶのはこのあたりでは私のお母さんだけだ。

「はいはい、わかってるー!」

私は無駄になっがい髪を必死で整えていた。