夏休みを明けてから、真の姿はやはり
なかった。

1年後。。

卒業式の日。しんみりとした雰囲気の中
空だけは雲一つない晴れだった。


『親の転勤で引っ越す。』


そういったのは優だった。
何も言わなかった優。ついに優までも、
居なくなっちゃう。悲しかった。悲しくて

しょうがなかった。

どんどんみんなが離れていく。
麻友は離れて欲しくなかった。
中学でよろしくね。


麻友。