私には友達がいなかった。


今も現在進行形で友達はいない。


特にそれを悲しいとか、辛いとかは思わない。


もう、ひとりに慣れてしまったのだ。










なんでだろう、いつからこんなふうになったんだろう。


私が窓から外を見て考えるのはそんなことばかりだ。


やっぱり心のどこかで友達がいない自分を可哀想だとか、


第三者の目線から見ているのかもしれない。








こんな悲しい生活をしていても、どうにかしようという気にはなれなかった。


今は高校1年の二学期。


グループなんてもう決まっていて今更どこかへ入るなんてそんな勇気はない。


この環境が、私にひとりでいいや、という感情に拍車をかけたのだ。