放課後

「倉敷さん、ちょっと話があるんだけど一緒に帰らない?」
放課後クラスでイケメンと言われてモテモテな九寺くんに話しかけられた。
「??ええと、分かったいいよ。美羽、今日は一緒にかえれん。ごめんね。また明日!!」
「分かったバイバ」

「!!九寺くんが倉敷さんと一緒に帰ってる!!」
「!!マジだ...」

なんかめっちゃ見られてる気がする...
なんか言われてる気がする...
そしてこの沈黙!!ど、どうしょう...
何か話しかけた方が良いのかな??
いや、でもなにを話せば...

「倉敷さん」
「!!ひゃ、はい!!私が倉敷です!!」
...やってしまった..噛んでしまった..まじでどうしよ..
「ふっ、ははははは倉敷さんガチガチすぎるよwwwっていうか私が倉敷です!!ってwwwはー面白い...あ、ごめんねいきなり一緒に帰ろうなんて言われても困るよね」
「っ!!」
笑っ、た...笑顔かわいい...九寺くんが笑ったの初めて見た...
その瞬間、顔が熱くなった。真っ赤になったのが自分でも分かった。
「倉敷さんいつもお金で困ってたから、丁度今家のメイド募集してて、良かったら働いて入れないかなって...」
だから九寺くんは話しかけてくれたんだ...
いい人。
「で、住み込みで働いて貰うんだけど、月の給料は十万。休みは月10日以上何だけど...どうかな??」
...神は私に天使を呼び出してくれました。
「月の10日以上休めて給料十万!?あの、私で良いの??」
「うん。良ければ何だけどね。今日からお願い出来たらなあ...何て」
「ぜひお願いします!!」