ぱちくりした目、男のくせに長いまつげ。

薄い唇。

私より白くて綺麗な肌。

すらりとした足。

つい気が緩くなってしまったらカッコいいとつい思ってしまう。

「なに?」

「え?」

やばっ!

「なんか付いてる?」

私の視線の先に合わせ、彼は自分の足元をみる。

「いや、なんでもこざいませんよー笑」

はぁ?みたいな、顔をする。

「ささっ、映画みよー」

目を反らし、映画を見る私。

ポンっ。

私の頭の上に乗ってる彼の手。

え?