「何しに来たんですか!」


穂花ちゃんは私の前に立って私を守ろうとしている。



「ただ謝りに来ただけだから」


と言って申し訳なさそうに彼女は私に「ごめん」と言って頭を下げて謝った。



「湊くんに言われたの。今度彼女を怒らせたら君たちとは卒業まで口聞かないって。湊くんにはとっくに振られていたのに諦めがつかなくてあなたにひどいことした…」



ともう一度頭を下げて私に謝ると帰っていった。