若宮先輩と付き合ってから放課後は、若宮先輩と寄り道をしたりして図書室に行くことはなくなって読みたい本があれば昼休みのうちに借りておくようにした。



若宮先輩と付き合い始めて分かったこと。



前に穂花ちゃんが教えてくれたことだけど、若宮先輩は中学までバスケ部に所属していた。



高校でバスケを続けなかったのは、プロを目指していたわけではないし他にやりたいこと、夢中になれるものを探すため。



1年後、入学式でたまたま見た私の笑った顔に一目惚れをして私が放課後図書室にいると知ってから話のきっかけになればと本を読み始めたらしい。



私に恋をしているのはすぐに穂花ちゃんと光生さんにバレたと言っていた。