「穂花ちゃん、ありがとうね?」


「いいのいいの」


と穂花ちゃんは私の肩を優しくポンポンと叩いた。


「おー、やっと付き合った?」


と光生さんがこちらを見ずにお弁当箱を開けながら言った。



えっ…?



「あ、兄ちゃんも知ってたんだよ。相談のってあげてたし…」



「ホッピーそれ、言わない約束じゃん!」



「それに湊さん家に来て綾女の写真とか持っていってたから」


「えぇ!そんな昔の写真!!」



「えっ…だって可愛いんだもん〜」


ほら〜と出してきた若宮先輩。



「なんで持ち歩いてるんですか!!」



恥ずかしい写真…