「俺はもともと炎神のグループのメンバーだったんだよ

「え?!」

「脅されててさ。……脅された内容が…父親を殺したことを、世間に広めるってことだったんだ。俺には妹もいたから、妹にも嫌な思いさせると思ってしたがってた。」

「…」

「…それで…」

「ここからは私が話すから。烈はお茶でも持ってきてよ」

「未来さん…」

烈が出て行ったのを確認して話を再開する。

「私が仕事で炎神を攻めたの。…その時、炎神のグループの中で1人だけ真っ直ぐな目をした奴がいた。…それが烈。…烈はね父親を殺してなんかいないんだよね。…私はそのことをもみ消してあげるかわりに、炎神を抜けて、自分で始末しろって言ったの。ま、半分は片付いてたけど」


「それから、烈がわたしに着くようになった」

「…そうだったんか…でも軽蔑するな。の意味がわかんねぇ」

「え?」

「…そんなことで軽蔑するわけねぇじゃん。おれにとって烈さんごすごい人ってことにはかわりないし」

善…。

「ま、古泉も少しは強いってこと、わかったしなにかあったら守ってくれよ」

「ふふっ。あったりまえじゃん!サポーターは私のサポートだけしてればいいのよ!」

「…ところで、どうやってもみ消したんだ?」

「あー…トモの力を借りて」

「なるほどな。」

「え?善君は知って…」

「ごめん。調べてしまった」

「あはは。いいよっ」