次の日…
「おはよう!」
「おっはょ〜」
「眠そうだね~、朝とか苦手?」
「うん、ちょーー苦手(笑)」
ガランガラン
同じ図書館でも昨日となんだか違う。けん君がいるからだよね。
「あそこ、座ろっか!」
けん君が指を指したところは昨日と同じところだった。
「うん!」
「ね、はなかって男子苦手?」
正直に話していいよね?けん君だもん!
「うん、苦手かな。でも、けん君は違うよ!けん君と話してると落ち着くし最初はびっくりしたけど(笑)」
「そっか!同じだね」
「えっ!?けん君も?」
「うん、こう見えて俺女子苦手(笑)でも、はなかは特別なんだよな」
昨日から、こんなにドキドキするのは…やっぱりこれって恋だよね。
「ありがとう。私も、特別って思ってるよ。」
「あのさ、連絡交換しない?」
「うん!えっとぉー... ....」
「ありがとっ!あとで、電話するから」
「あ、あのさ夏休みの間また会えるかな?」
「おう!あたりめーだ!(笑)はなかが嫌っとか言っても家まで行くぞっ!(笑)」
「家知らないくせに~~(笑)ストーカーだよそれ!(笑)」
「ごめんごめん!(笑)今度は図書館じゃなくて映画とか行かない?」
えっ、映画?!それも2人だけで?!それってデートじゃん!
「行きたい行きたい!」
「よかった!誘ってよかったわ(笑)」
「うん!ありがと!」
「学校ってかどこだっけ?石岡高校だよ!」
「えっ?まじ?俺も!」
「すごいね!色々と私たち共通してるね」
「うん、そうだな(笑)学校、俺といかない?」
「行きたい!」
嬉しすぎる…!1日たってこんなにも嬉しいことがあるなんて。ドキドキがとまらないよ。けん君は私のことどう思ってるのかな?きっと恋の好きはないんだろうな。
「じゃあ、家どこか教えて!迎えに行くから!」
「えっ、悪いよぉ!どっかで待ち合わせしようよ!」
「いいよ。特別だから。」
「じゃあ、甘えるね(笑)」
「うん、それでいい!(笑)説明聞いても分かんないから帰り送るからそん時覚えるわ」
「ありがとう!」

そして…

「もう時間だ!行こっ!」
「おう!」
帰りもいっぱい話していっぱい笑って…こんな素敵な時間を神様ありがとう。
「けん君、わざわざありがとね!」
「うん!いいよ!明日は映画行く?」
「行く!」
「じゃあ、11時にここに迎えにくるからまってろよっ」
「うん、待ってる!ありがとう。じゃあ、気をつけてね!」
「おう、じゃあな。」
すんなり行くっていっちゃたけど…明日!?どうしよう。服なに着よう?
あっ!こういう時こそゆかりに話そう!私は、部屋に入りゆかりに電話した。全部、ゆかりに話すとゆかりが
「今からそっち行ってもいい?」
「いいよ!ありがとう」
ゆかりと私の家は歩いて一分もかからない。だから、小さい頃もこうやって電話したら2人どちらかの部屋に行って夜まで帰らなかったこともあった。
「お邪魔しまーす!」
「どうぞっ!ゆかりー!ついに私、恋しちゃった!初恋だよ!!」
「イエーイ!やるじゃん!はなかっ!さっ、明日の服決めるよ!」
「うん!」
「やっぱ、ミニスカは絶対だよ!」
「えっ!ミニスカーー!?」
「うん!当たり前じゃん!」
30分後…
「よし、できたー!」
「うわぁーぉ!いつもと違う私がうつってる」
「いっつもズボンだもんねー!可愛いスカートいっぱい持ってるのに!もったいないこと!あっ!それと驚くのはまだ早いからね!明日、はなかが変わる時だよっ」
「なにかする気?!」
「うん!メイクと髪の毛!私に任せて!」
「メイク!?そんなのしたことないよー!」
「だーから、私に任せてっ(笑)」
「分かった!」
「じゃあ、帰るね!明日、10時にここ来るから!」
「ありがとう!すぐそこだけど気をつけて!」
「うん!お邪魔しましたあー!」


「はなかー、ご飯よぉー」
「いらない!もうねるね!」
「分かったわ。お風呂は入りなさいよ」
「ゆかりが帰ってすぐにお風呂に入った」
「そう、おやすみなさい」
布団に入って明日のことを考えた。
とても楽しみだな。初デート、迷惑かけないようにしないとな。
だんだん眠気が襲ってきていつの間にか眠っていた。