ガランガラン…
図書館のドアをあけるととても涼しかった。エアコンがついていて休憩場所にでも使われているのかと思うほど本を読んでなく椅子に座って机にふせて寝ている人もいる。ひえてるなかで寝ると風邪ひいちゃうよ~とか思いながら恋愛小説コーナーにむかう。それにしても高い棚…あっ!よく中学校で読んでいた『 私と君の物語 』があった。懐かしいなぁ~。読みたいけど高すぎて取れないよぉ!困っていると脚立があることに気づいた。あっ!あれでも使おう!よいしょっ。あー、やっぱだめだ…取れない。すると、誰かがその本を手に取った。えー、読みたかったなぁーと思い脚立をおりると
「これであってる?」
と全く知らない男の子に聞かれた。
「えっ、えっと」
「急にごめんね。取れなかったみたいだから!あやしいものじゃないよ!ハハハ」
「あっ、あり、がとうございます」
「じゃっ、バイバイ!」
「さよ、な、ら」
あの人、かっこよかったな。ここによくくるのかな?なんか初めて話した気がしないんだよな~…
あっ、、、これって…