「先輩達さ気に食わないと
いつもこんな馬鹿な事やってんの?」



「だ、だったらなんなんだよ!?」



「いやぁ?それって弱ぇって思っただけ」



「んだとこらぁ?!」



「喧嘩して黙らせる!!って
1番やっちゃダメなんだよ?それに・・・」



「『んだとこらぁ?!』も迫力ないし
偽ヤンつまんないよ?(笑)」



「てめぇなんなんだよ!?」



どうしよ?言おうかな〜?



「海斗−?」



「はぃ?」



「こいつらに言っていかな〜?」



すると海斗は少し考えて



「まぁいいんぢゃね?言おうとしたら
持田がシメればい-んぢゃん?」



「さすが♪もう慣れたのねぇ−♪」



「まぁ・・・見てて面白いし」



「って事で!先輩♪」



あたしはくるっと回って
先輩の方に向き直して


話始めた・・・・




「あたしは元族の総長。母親が元ヤンで、父親がヤクザ。先輩の彼氏をやったのは、確かにあたしだよ。
先輩は聞いてないかもだけどあたしに
恨み持ってるらしくて喧嘩売って来て
五ヶ月付きまとってた。だから手出したの」



「族の・・・・総長・・・」



やっぱ引かれるかな・・・・



「『かっこいい〜〜〜♪♪♪♪』」



「は?」



か、かっこいい??



「まぢヤバイ!ファンクラブ作ろっ!♪」
「いいねっ♪姉貴って呼ぼっ♪」
「族の総長とかまぢ最高ォ〜♪」



男とあたしと海斗は呆然と
ギャル達のやり取りを見ていた


ギャル達おそるべし・・・;



「お、おいっお前彼氏がやられたって
言ったから来てやったのに・・・っ」



「うるせーよ」
「黙ってろ」
「弱ぇくせにしゃしゃんなボケが」



ギャル達が勝っちゃってるよ(笑)
さすが今時の女子だ(笑)



「んぢゃあたしら行くから・・・」



「姉貴!さよぉならぁ〜!!!」



あたし達は屋上を後にした